二人の名前の相性診断|セルフワーキングカードマジックの種明かし、やり方の解説

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二人の名前の相性診断|マジックの種あかし

あなたと相手の女性の名前と血液型でカードを混ぜてから、花びら占いで相性を診断します。オーバーハンドシャッフルによる「ラン」という技法を使いますが、技法のうちにも入らないような簡単なものですのでぜひ覚えてやってみてください。

手順1

トランプをよく切り、上から12枚を取る。(12枚数えてることを悟られないように、3枚ずつ4回、4枚ずつ3回など、さりげなく)

「今日は、この十数枚のカードで私たちの相性診断をしましょう。」

手順2

12枚を裏向きに広げ、相手に好きな1枚を引かせマークと数字を覚えてもらう。

覚えたカードは、あなたが持っている11枚のカードの1番上に戻してもらい、カードを混ぜるふりをしながら、「9」引くあなたの名前の文字数の枚数目に移動する。

例:あなたの名前が「やまだたろう」なら6文字なので9-6=3、上から3枚目に移動する。

【移動の仕方】

いろいろなやり方がありますが、ここでは最も簡単な「ラン」という技法を使います。ランとはオーバーハンドシャッフルを1枚ずつ行うことで、目的の枚数目にコントロールできる便利な技法です。

1、オーバーハンドシャッフルの形に構え(右手に12枚持つ)、まず、1番上にある相手が覚えたカードを親指で押さえ、1枚だけ左手に落とす。

2、その後も同じように、上から1枚ずつ左手のカードの上に重ねて落とし、数枚(4~5枚)落としたところで、右手に残ったカードを全部、左手に落としたカードの上に重ねる。(この時点で相手が覚えたカードは12枚の1番下にあります。)

3、もう一度、右手に12枚を持ち2回目のランを行う。(2回目で目的の枚数目に移動します。)

4枚目に移動する場合(あなたの名前が5文字)は、ランを8回
3枚目に移動する場合(名前が6文字)は、ランを9回
2枚目に移動する場合(名前が7文字)は、ランを10回

行い、残ったカードを全部左手に落としたカードの上に重ねると目的の枚数目に移動できます。

※あなたの名前が8文字の場合は9-8=1枚目なので、カードを1番上に戻してもらったらランをする必要はありません。そのまま手順3に行ってください。

手順3

「これであなたが覚えたカードはどこにあるか分からなくなりましたが、二人の情報をインプットしながらさらにカードを混ぜていきます。」

相性診断と言えば血液型が重要です。血液型は何型ですか?(相手がB型と答えたら)では、A型を1点,

Bを2点,Oを3点,ABを4点として、B型なので2点ですね。私は0型なので3点で二人合計すると5点なので5枚配ります。」

12枚のカードの1番上のカードから1枚ずつテーブルに5枚重ねて配り、残ったカードをその上に全部重ねる。

このように、2人の血液型の合計点数分だけ、テーブルにカードを1枚ずつ重ねて配り、残ったカードをその上に全部重ねます。これはどんな血液型の組み合わせでも問題ありません。A1点、B2点、O3点、AB4点とし、計算だけ間違えないようにしてください。

手順4

テーブルのカードを再び持ち、「相性診断には名前も重要です。同じように名前の文字数で混ぜていきましょう。まず私の名前は山田太郎なので6文字、上から6枚配ります。」

12枚のカードの1番上のカードから1枚ずつテーブルに6枚重ねて配り、残ったカードをその上に全部重ねる。

またテーブルのカードを持ち、今度は相手の名前の文字数で同様に行い、終わったらまた12枚のカードを持ち上げる。

手順5

「二人の情報をインプットしたので相性診断の準備ができました。どうやって占うかというと、小さい頃にやった花(びら)占いと似た方法です。」

まず「相性が良い」と言って、1番上のカードを12枚の1番下に回す。次に「悪い」と言って、1番上のカードを今度はテーブルに捨てる。それを交互に繰り返す。

手持ちのカードが残り1枚になるまで繰り返すと、最後は必ず相性が良いで終わるので、「二人の相性は良いと出ました。良かったですね。」と言う。(最後の1枚は手にもったまま、まだ表は見せない。)

手順6

相手はキョトンとするはずなので、「今のは冗談です。相性が良いと出る確率は2分の1ですよね。でも、もし、このカードがさっき、あなたが覚えたカードだったらすごいと思いませんか?本当に二人の相性が良いなら、そうなっているはずです。」

最後に残ったカードをめくると、相手が覚えたカードが出てくる。

補足

手順を読むとややこしく感じるかもしれませんが、実際にやると簡単です。難しいのは手順2のランだけ。手順通りにやれば血液型、名前の文字数がどんな組み合わせでも、必ず相手が覚えたカードが残ります。

初めて会った女性にやると、名前も血液型も知らないのできっと驚いてくれます。

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